2009年5月30日土曜日

トーストマスターズ日本語全国大会へ出席!

今日は、つくば市で開催された、トーストマスターズ主催の日本語での全国大会へ行きました。私は、日本語のコンテストが終わった後の、短い時間ながら、シンポジウムと言われる時間のパネラーとして参加しました。

テーマがけっこうビッグで、「日本人にとって日本語スピーチの意味とは?」なんてところから始まりました。スピーチっていうと、どうしても結婚式のスピーチなんかを連想しがちですが、よくよく考えれば、人前で話すというぐらいまで平たく言い換えできます。とすれば、スピーチの機会は、そこら中にあるわけですね。

一昔前の寡黙でも良かった時代から、同じ日本人でもコミュニケーションできない時代になっていると思います。とすれば、スピーチに限らず、言葉でしっかりと対話できるマインドやスキルが必要になりますよね。それが、日本語でのスピーチの必要性につながります。

もう一人のパネラーは、私が17年前にトーストマスターズクラブに入った時から、同志でもある、熊本トーストマスターズの嶋村さんでした。彼女とは、考えてみれば、17年前に、私がはじめて参加したディベートコンテストで戦ってからのおつきあいです。いろいろと思うところ、感じることを率直に、言葉にできたパネルディスカッションでした。

日本語のスピーチとは…と考えるといろいろな可能性がありますね。そんなことを、慶応大学の裏手に住みながら思うのです。いわずとしれた、慶応大学を創立した福沢諭吉は、SPEECHを弁論と訳して、日本人にそれやれあれやれと、紹介推奨した人ですから、何かの因果を感じているのですが。

2009年5月27日水曜日

日本の教育を「W」して、「O」しました!



先週末から今週の頭の23日(土)、24日(日)に、日本ファシリテーション協会の全国フォーラムがありました。私は、24日の教育分科会の企画メンバーで参加していました。

どんなことをやったかというと、表題の「W」をして「O」したのです。テーマは、日本の教育の将来を考えると、どどんと大きなテーマでした。そして、午前中は、Wとは、World Cafe(ワールド・カフェ)という自由にテーブル単位で、会話のように意見を出していくという方法でした。午後が、Oで、OST(オープンスペーステクノロジー)という関係者が一度に集い、その中からテーマ選択から解決策まで出していく方法を行いました。だから、「W」して「O」したわけです。

メインファシリテーターとして、「ワールドカフェ」の翻訳者でもあり、ホールシステムアプローチという名前の名付け親であり、日本での実践に精通している香取一昭さんを迎えて行いました。私は、サブファシリテーターということで参加しました。総勢、72名の人が参加しました。また、ワールドカフェの振返りでは、その内容をマインドマップにして共有をしました。

全国フォーラムとしては、2日間にもりだくさんの超てんこもりコンテンツで、大盛況でした。最後は、一同が国際会議場というメインの部屋で、ドラムファシリテーションというもので、大共感して終わりました。私ははじめてこのようなドラムセッションに参加しましたが、その場にいる人が全員なにかの太鼓やらパーカッションやらもっていて、音を奏でるということがこんなに面白く、かつ、興奮するとは思いませんでした。すばらしいエンディングでした。土日は、学び多い、素敵な時間になりました。

2009年5月19日火曜日

部屋がすっきり…解決か遅延か?


私のお部屋がすっきりとしました。
椅子の後ろに連なっていたアルプス山脈、机のところどころに屹立していた日本アルプス、買った本を次から次へと飲み込んでしまっていた峡谷。そんな環境が一変して、すっきりとした平野に戻ってきた感じなのです。

これ、全て本の話ですけど、どうしたって?
もちろん、本を捨てるなんてぐずぐずしていて、すぱっとできません。
写真のように、新しい棚を買ったのです。今ある棚の上に、無理矢理のせて本棚をのばしちゃいました。するとどうでしょう、キッチンの横通路の壁面が前面、本棚になってしまいました。

本をおく高さといい、風の通り具合といい、とてもいいところに本棚をおけました。
しかし、これは究極の解決にはなっていません…
気を許すと、またまた、本のアルプスが出現してくるでしょう!

そのときどうするかって…もちろん、新たな棚を作ります。ちなみに、この前買った時に二つ買っていて、まだ、ひとつ組み立てないで残っているのです。だから、当分はアルプスとはおさらばです。

でも、これって解決か、遅延かって考えると…ええい、考えない、そんなこと考えるなら、本読もう!!

2009年5月16日土曜日

やはり「明日の神話」はすごい!


私は東横沿線に住んでいるのだが、
意外に渋谷を通らない。

あまり渋谷駅の周辺の雰囲気があまり好きじゃないんです。
人が多い。とにかく、多くてあわただしい。

だから、私はけっこう目黒を基点にすることが多い。
渋谷ほどがちゃがちゃしてなくて、私は結構好きだから。

とはいえ、先週の日曜日に知合いの家に行ったときは、
井の頭線に乗り継ぐために、渋谷を通った。

そのときに改めて、岡本太郎の「明日の神話」を見た!

なんというか、やはり、「爆発している!」のだ。

圧倒されてしばらく魅入ってしまいました。

2009年5月13日水曜日

銀座でワールドカフェをマインドマップに…



昨日、銀座でワールドカフェに参加してきました。
ファシリテーターは、「決めない会議」という新刊書の著者である香取一昭さんと、大川恒さんでした。
ワールドカフェのセッションが終わった後の全体振返りセッションのときに私はマインドマップを描きました。参加者のコメントをホワイトボードで、共有していくのが目的です。

会議でもホワイトボードに議論を描いていく手法がありますが、そんなときにマインドマップは描きやすいです。それを改めて実感しました。何よりも放射線状に描いていくことができるのですから、どんなコメントでも、どんな意見でもどこかにつながりを見つけることができます。

テーマは、まさに「決めない会議」の本を読んだあと、会議をどのようにしていけばいいのか、という参加者の誰にとっても切実なものになりました。楽しく学びの多いイベントでした。

あまり興奮したせいか、イベントのあと私はうっかりして、マイペン一式を会場に忘れ、主催者の方にご迷惑をかけてしまいました。

2009年5月12日火曜日

「おはよう」だけが心地いい!

私は、週に3回ぐらいの割合で家の近くのスポーツジムに通っている。
プール専門で、1時間ぐらいひたすら泳いでいる。週3回だと、かなり頻繁に通っていることになる。そうすると、やはり、同じように来ている人たちと知り合う。

やはり、人は、いつも顔を見ていると、いつしかそしてどちらともなく、挨拶を交わすようになる。早朝の時間(7時〜9時)の時間帯だから、とうぜん、挨拶は「おはようございます」となる。普通だとこのあと、「お名前は」とか「何をしているの」というように日常会話に発展したりするのだが、ジムで会う人とは、私は、ほとんど、「おはよう!」だけなのだ。ジャグジーに入っても、にっこりと笑い「おはようございます!」といったきり、他に会話をしない。実はこれがかなり心地いい。

もし、まったく挨拶をしないと、なんだか居心地が悪い。相手の顔をよく見かけるのに、挨拶ぐらいはしないと失礼ではないか、と私は迷うからだ。目があったりなんかすると、挨拶をする決断を迫られるようなので、私は、できるだけ、見ないようにしてしまうだろう。自然な感じで相手を見ないなら、それでいいんだろうが、気にしていて相手を見ないのだから、どうにも心地が良くない。

かといって、挨拶をしたら、そのあとにお天気の話でもしようものなら、会話はあぶなげな調子でも進み始める。となると、会話を続けていかないといけなくなるのがわずらわしい。聞きたくもないことを聞いたり、詮索したくもないのに相手の生活にくちばしをつっこんでしまったりする。これまた、心地が良くない。

ところが、私は、今、「おはよう」だけで、あとはにっこりとしながらも、相手との会話をしない。相手も、「おはよう」だけで、それ以上何も言ってこない。これがとっても気持ちがいい。私がジムへ通い続けていける理由のひとつは間違いなく、これなのだ。そこで会う人と、「おはよう」だけの距離感を保つことができるである。これがとっても、心地がいいのである。

2009年5月10日日曜日

横浜で、1000人ワールドカフェ!

昨日、横浜市のイベントで、「imagine yokohama]というものに参加しました。参加する人全員がボランティアで、1日、横浜について考えるワークショップが開催されたのです。そのワークショップに参加してきました。

規模は、1000人ということですが、実際には、850名の横浜在住、在勤、あるいは、横浜に関心のある人たちが、パシフィコ横浜の展示ホールに集いました。さすがにこれだけに人が集まるワークショップですから、壮観でした。以前、同じ場所で、パッチアダムスのワークショップのファシリテーターをやらせてもらいましたが、そのときに規模よりもはるかに大きかったです。

内容は、6人ごとのテーブルで進めていくのですが、午前中は、そのテーブルの人たちと自己紹介から始まり、自分がそのイベントに来た理由やきっかけを話しました。そして、お昼休みをはさんで、メンバーチェンジをして、昼からのメインイベントである、1000人ワールドカフェを行いました。3ラウンドあり、それぞれメンバーが変わりました。

ワールドカフェとは、たくさんの人が集うときに最近使われる対話を促す手法です。ラウンドごとに質問が出され、そのことについて、テーブル単位で話し合い、テーブルの上の紙に自由に落書きをしていきます。一つ目に質問は、「あなたが横浜に魅せられるのは何か」、二つ目は、「50年後、大空から横浜を見た時、どんな人がどんな顔をして、どんなことをしていますか?」、そして、最終ラウンドの質問は、「あなたがimagine yokohamaのイベントのあと、横浜のために何をしていきたいですか?」(質問は私の記憶にたよっているので微妙に文言が違っています)というものでした。

若い人(大学生ぐらいから)から、お年寄りまで、いろいろな人が集って、お互いに話、そして話に耳を傾けました。そのラウンドが終わったあとは、全体で意見を共有しました。「横浜についてどれだけ知っているのか。まずは、もっと横浜を知ることがからはじめたい」などという声などがありました。

そのあと、市民インタビューというプログラムがありました。その人と横浜についてのことをインタビューで深めて、それをされた人が、さらに5人の人にそれを行い、どんどんと横浜について考えていく機会を広げていくという市民活動につながるものです。

私は参加してみて感じたのは、心がとっても穏やかになったことです。知合いはいるとはいえ、1000人近くのほとんどの人とははじめてです。それが一同に会しているのですが、その場が雰囲気が安心できるような空気になっていました。これは自分でも不思議で、ハイテンションでも、興奮でも、緊張でも、居心地が悪いのでもなく、ホントに自然体でいることができました。ワールドカフェという手法をすると、そこに会している人たちのあいだの一体感が出るのは知っていましたが、一種の一体感なんでしょう。

そんなワークショップで、自分の仕事、活動と、横浜ということをさらに意識する機会をもらえました。素敵なワークショップでした。